Japanese
English
特集 がん遺伝子の発見は現代医療を進歩させたか
Ⅲ.先駆者による温故知新
fos遺伝子に導かれて
Guided by fos gene
伊庭 英夫
1,2,3
Iba Hideo
1,2,3
1東京大学
2千葉大学真菌医学研究センター
3ミラックスセラピューティクス株式会社
キーワード:
Fosタンパク質
,
Junタンパク質
,
ロイシンジッパー
,
SWI/SNF複合体
,
miR-21
Keyword:
Fosタンパク質
,
Junタンパク質
,
ロイシンジッパー
,
SWI/SNF複合体
,
miR-21
pp.353-358
発行日 2023年8月15日
Published Date 2023/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201708
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40年近く前に身を置いたOncogene Researchの分野で経験した異様とも言うべき熱気と興奮を筆者は今でも忘れることができない。この分野に入ってから,次から次へと浮かんでくる疑問と,限られた研究費のなかでこのうちどの疑問をどのように追求すべきかに悩みながら,現在まであっという間に至ってしまった気がする。本稿では,筆者のかなり限られた経験をnarrativeに振り返りながらOncogene Researchの大きな潮流の一端をお伝えしたい。若い方々の今後の研究の進め方の参考に少しでもなれば幸いである。
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