特集 New proteins
血漿(清)タンパク質
補体系
factor J, homologous restriction factor, CD59, C2様タンパク
高田 明和
1
Akikazu Takada
1
1浜松医科大学第二生理学教室
pp.411-412
発行日 1990年8月15日
Published Date 1990/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900114
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factor J(J因子)
■分子量 20K(SDS)。
■歴史
補体の第一成分,C1は分子量440KのClqと83KのC1rが2つ,83KのC1sが2つからなる740Kのタンパクである。C1r,C1sはC1qの部分が抗体のFc部分に結合すると活性化されプロテアーゼの作用をもつCli,C1sとなる。C1のインヒビターとしてはC1f,C1sと結合してこれを阻害するC1 INHK(110K)とC1qのレセブターが修飾されたC1q INHが知られている。1989年にNicholson-Wellerらは尿中よりC1を限害する新しいインヒビターを思出し,これをfactor Jと名付けた。
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