Japanese
English
特集 新組織学シリーズⅤ:脂肪
Ⅴ.肥満の病態と併発疾患
肥満とがん
Obesity and cancer
添田 光太郎
1
,
植木 浩二郎
2
Soeda Kotaro
1
,
Ueki Kohjiro
2
1国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センター分子糖尿病医学研究部
2国際医療研究センター研究所糖尿病研究センター
キーワード:
肥満
,
がん
,
インスリン
,
アディポカイン
,
慢性炎症
Keyword:
肥満
,
がん
,
インスリン
,
アディポカイン
,
慢性炎症
pp.609-613
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201986
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令和元年の厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」によると,20歳以上の人の肥満者の割合は男性33.0%,女性22.3%に上る。肥満は冠動脈疾患,糖尿病,高血圧,脂質異常症,変形性関節症,睡眠障害,精神疾患など多くの慢性疾患と関連しており,固形がんや血液悪性腫瘍のリスクも上昇させる。本稿では肥満ががんリスクを上昇させるメカニズムと共に,疫学・臨床研究や治療法選択に関する取り組みについて紹介する。
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