増大特集 学術研究支援の最先端
Ⅰ.先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS)
ⅲ.MRI支援
精神疾患の病態理解と臨床応用に向けたヒト脳MRI研究
小池 進介
1,2,3
,
田中 沙織
4,5
,
林 拓也
6
Koike Shinsuke
1,2,3
,
Tanaka C. Saori
4,5
,
Hayashi Takuya
6
1東京大学心の多様性と適応の連携研究機構
2東京大学大学院総合文化研究科進化認知科学研究センター
3東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構
4奈良先端科学技術大学院大学情報科学領域
5国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報通信総合研究所
6理化学研究所生命機能科学研究センター
キーワード:
磁気共鳴画像
,
精神疾患
,
多施設共同研究
,
データ・ハーモナイゼーション
Keyword:
磁気共鳴画像
,
精神疾患
,
多施設共同研究
,
データ・ハーモナイゼーション
pp.418-419
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201907
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磁気共鳴画像研究の進歩により,疾患共通・特異性,生物学的指標に基づく疾患カテゴリーといった病態理解の細分化が現実的となってきた。更に,群間差を超えて,個別画像へのあてはめや臨床応用の可能性も見えてきた。個別画像へのあてはめには,計測誤差や非疾患要因の影響を除去する必要があり,研究開発により解決されつつある。今後は,大規模データベースの利活用と国際連携が精神疾患の病態理解と臨床応用への発展に重要である。
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