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実験講座
組織内の小分子を可視化するFixEL
FixEL for visualizing small molecules in tissue
美野 丈晴
1
,
野中 洋
1,2
,
浜地 格
1,2
Mino Takeharu
1
,
Nonaka Hiroshi
1,2
,
Hamachi Itaru
1,2
1京都大学大学院工学研究科合成・生物化学専攻生物有機化学
2科学技術振興機構ERATO
キーワード:
PFA組織固定
,
リガンド-タンパク質間相互作用
,
三次元イメージング
Keyword:
PFA組織固定
,
リガンド-タンパク質間相互作用
,
三次元イメージング
pp.84-89
発行日 2024年2月15日
Published Date 2024/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201821
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外因性に投与された小分子の組織内分布を解析する技術は,機能性小分子の活用に不可欠である。しかし,単離組織中に小分子を担持することの困難さから,その分布を高分解能に捉えることは困難であった。最近,筆者らは古くから用いられるホルムアルデヒドによる組織固定の化学を見直すことで,小分子の組織内分布を固定し可視化するための新たな方法論“FixEL”を開発した1,2)。本稿ではFixELの詳細と,今後の展望について述べる。
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