Japanese
English
特集 細胞高次機能をつかさどるオルガネラコミュニケーション
Ⅰ.小胞体
小胞体と細胞核の連携ゾーン
The nucleus-endoplasmic reticulum communication zone
松久 幸司
1
,
今泉 和則
2
Matsuhisa Koji
1
,
Imaizumi Kazunori
2
1広島大学大学院医歯薬保健学研究科ストレス分子動態学(住友電工グループ社会貢献基金寄附講座)
2広島大学大学院医歯薬保健学研究科分子細胞情報学
キーワード:
細胞核
,
小胞体
,
核ブレブ
,
核ラミナ
,
OASIS
Keyword:
細胞核
,
小胞体
,
核ブレブ
,
核ラミナ
,
OASIS
pp.536-540
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200915
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細胞核を包む膜(核膜)と小胞体膜は連続した構造をとっており,その中を膜タンパク質が移動する。また,細胞分裂時の核膜再構成は小胞体膜が材料となり進行する。これらの事実は,細胞核と小胞体の間に密接な機能的連携が成立していることを示唆している。本稿では,細胞核-小胞体間の多彩な機能的連携や,両者の協調的作用により形成される特殊な連携構造について最近の知見を織りまぜ概説する。
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