Japanese
English
特集 心臓の発生・再生・創生
Ⅱ.心臓形成の制御機構
心臓・大血管形成にみる環境適応
Adaptation of morphogenesis to internal and external environments in the heart and the great arteries
南沢 享
1
,
平崎 裕二
2
Minamisawa Susumu
1
,
Hirasaki Yuji
2
1東京慈恵会医科大学細胞生理学講座
2東京慈恵会医科大学解剖学講座
キーワード:
肺循環
,
動脈管
,
心室中隔
,
母胎内環境
,
メカニカルストレス
Keyword:
肺循環
,
動脈管
,
心室中隔
,
母胎内環境
,
メカニカルストレス
pp.543-547
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200726
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
ヒトをはじめ,哺乳類の心臓には4つの部屋と4つの弁が備わっているが,発生のごく初期の段階では,1つの管状構造(原始心筒)にすぎない。原始心筒から複雑な心臓が形成されるには設計図であるゲノム情報が基本となる。しかし,心臓を取り巻く内的外的環境因子が,心臓とそれに連なる大血管の形態形成に重大な影響を及ぼすことが判明している。本稿では最新知見を含め,心臓・大血管形成にみる環境適応について概説する。
Copyright © 2017, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.