Japanese
English
特集 心臓の発生・再生・創生
Ⅱ.心臓形成の制御機構
心臓・大血管の形態形成と転写調節因子
Transcription factors implicated in morphogenesis of the heart and great vessels
深山 俊治
1
,
瀬谷 大貴
1
,
井原 大
1,2
,
川村 晃久
2
,
渡邉 裕介
1
,
中川 修
1
Fukayama Toshiharu
1
,
Seya Daiki
1
,
Ihara Dai
1,2
,
Kawamura Teruhisa
2
,
Watanabe Yusuke
1
,
Nakagawa Osamu
1
1国立循環器病研究センター研究所分子生理部
2立命館大学生命科学部生命医科学科
キーワード:
遺伝子発現
,
シグナル伝達
,
遺伝子変異
,
先天性心疾患
,
循環器
Keyword:
遺伝子発現
,
シグナル伝達
,
遺伝子変異
,
先天性心疾患
,
循環器
pp.531-535
発行日 2017年12月15日
Published Date 2017/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200724
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
心血管系の発生・形態形成の制御機構は生命科学のトピックスの一つであり,先天性心疾患は出生児の1,000人に5-10人に発症する最も多い先天奇形として,その疾患機序の解明と診断・治療法の開発が急務となっている1-3)。これまでにヒトにおいて様々な転写調節因子の遺伝子変異が心血管奇形の原因となることが示されており,動物実験において更に多くの転写調節因子が心血管形態形成に必須の役割を有すると報告されている。本稿では,心臓および胸部大血管の形態形成制御に重要な意義を有する転写調節因子について概説する。
Copyright © 2017, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.