増大特集 細胞多様性解明に資する光技術─見て,動かす
Ⅰ.見る,観る,視る
補償光学による深部イメージング
玉田 洋介
1
,
村田 隆
1
,
服部 雅之
2
Tamada Yosuke
1
,
Murata Takashi
1
,
Hattori Masayuki
2
1自然科学研究機構基礎生物学研究所生物進化研究部門
2自然科学研究機構基礎生物学研究所光学解析室
キーワード:
補償光学
,
光の乱れ
,
生細胞イメージング
,
深部イメージング
Keyword:
補償光学
,
光の乱れ
,
生細胞イメージング
,
深部イメージング
pp.410-411
発行日 2017年10月15日
Published Date 2017/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200669
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生体分子や構造を蛍光プローブによって標識し,生きた細胞内でその動態を観察するライブセルイメージングは分子生物学の現場で広く用いられている。しかし,生きた組織を深く観察しようとすればするほど,イメージングに用いる光が乱れ,得られる像が劣化する。補償光学は,そうした光の乱れを補正して生組織深部の高解像観察を可能にする技術である。本稿では,補償光学と補償光学による深部イメージングの際の要点を紹介する。
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