増大特集 病態バイオマーカーの“いま”
Ⅲ.代謝
酸化ストレス病態とバイオマーカー
藤井 重元
1
,
赤池 孝章
1
Fujii Shigemoto
1
,
Akaike Takaaki
1
1東北大学大学院医学系研究科環境保健医学分野
キーワード:
酸化ストレス
,
活性酸素
,
ROS
,
活性酸化窒素種
,
RNOS
Keyword:
酸化ストレス
,
活性酸素
,
ROS
,
活性酸化窒素種
,
RNOS
pp.418-419
発行日 2016年10月15日
Published Date 2016/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425200496
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活性酸素の過剰産生による酸化ストレスは,感染,炎症,がんをはじめ,様々な疾患にかかわることが知られている。活性酸素は生体分子の化学修飾を起こし,その機能を改変することにより疾患病態の発現に関与することから,このような生体分子の修飾は酸化ストレスのバイオマーカーとして,診断や治療などの臨床応用が期待される。本稿では,酸化ストレスバイオマーカーの生成,機能,検出法について最新の知見を交えて概説する。
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