Japanese
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特集 予測と意思決定の神経科学
意思決定神経回路の可視化と操作
Visualization and operation of the decision making neural circuit
青木 田鶴
1
,
岡本 仁
1
Tazu Aoki
1
,
Hitoshi Okamoto
1
1理化学研究所 脳科学総合研究センター 発生遺伝子制御研究チーム
pp.329-333
発行日 2013年8月15日
Published Date 2013/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101464
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状況に応じた行動選択と意思決定は,大脳皮質―基底核回路と中脳ドーパミン神経細胞群の働きにより支えられていると考えられており,大脳皮質―基底核回路を中心とした学習モデルも数多く作成されている。しかしながら,大脳皮質―基底核回路は複数の神経核を含み,実際にどのようなメカニズムにより意思決定がなされるのか,その全容は明らかではない。本稿ではゼブラフィッシュをモデル動物として,カルシウムイメージング法や光遺伝学(optogenetics)を駆使し,意思決定神経回路のメカニズムを解明する可能性について解説する。
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