特集 外国人診療Q&A—日本に暮らす外国人のライフステージと健康
【各論 課題と対応Q&A[在留資格のない外国人の健康]】
Q20 在留資格のない外国人が利用できる「無料低額診療」とは? 実際どのように行っているかについても教えてください。
早川 純午
1
1名南病院 外科
キーワード:
無料低額診療
,
仮放免者
,
減免
Keyword:
無料低額診療
,
仮放免者
,
減免
pp.627
発行日 2026年6月15日
Published Date 2026/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360060627
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⦿Answer(解説)
無料低額診療事業(以下、無低診)は、戦前からあった「施療」が戦後1951年に社会福祉事業法で制度化され、現在は「一般医療」「介護保険での老人保健施設」「介護医療院」の3カ所で行われている。社会福祉事業のため、実施機関には固定資産税や不動産所得税など税制上の優遇処置が取られている。
名南病院(以下、当院)が所属する全日本民主医療機関連合会(民医連)は、創設時より無差別平等の医療の実践を目指し、バブル経済崩壊による著しい経済格差が進行した2006・2008年の総会を経て、民医連所属の病院・診療所は、無保険や自己負担のため医療機関にかかれない人が無低診を通して受診できる窓口となってきた。同時に、生活保護、国民健康保険法第44条の利用などに結びつけ、さらに窓口負担の軽減などの改善・要求運動も行ってきた。
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