What's your diagnosis?[280]
「浮腫で見逃せないあの病気とかけまして、無人駅での下車と解きます」—その心は?
瀬堂川 拓
1
,
矢吹 拓
2
1済生会新潟県央基幹病院 救急科/総合診療科
2国立病院機構 栃木医療センター 内科
pp.440-443
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360040440
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病歴
患者:80代、女性
主訴:意識障害
現病歴:来院14カ月前と8カ月前に一過性意識障害があり、他院に救急搬送された。その際、頭部MRI検査では異常所見がなく、高アンモニア血症を伴ったことからてんかん発作と診断され、バルプロ酸の内服が開始された。来院2日前まで元気だったが、来院前日にデイサービスから帰ってくると、いつもと様子が違った。夕食こそ全量摂取したものの、その後に反応がなくなりいびきをかき始めた。家族は寝ているものだと判断して一晩様子をみたが、翌朝になっても意識は戻らず、救急要請した。ドクターカーの到着時、左共同偏視と四肢の強直があった。ジアゼパムを静注すると偏視と強直は消失し、最寄りの当院に搬送され、救急科での管理となった。
既往歴:高血圧症、高尿酸血症
生活歴:ADLはベッド上程度であるが、介護認定の取得はしていない。食事はベッド上で自力摂取するが、むせがある。
飲酒・喫煙歴:なし
アレルギー:なし
内服歴:バルプロ酸400mg/日、トラセミド2mg/日、テルミサルタン40mg/日、フェブキソスタット10mg/日。

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