特集 COVID-19罹患後症状の実態—現場の医療者はどう患者に向き合っているか?
【よくある症状・状態】
❸頭痛—押さえておくべき疫学・病態・診断・鑑別・治療
髙橋 宏瑞
1
1順天堂大学医学部附属順天堂病院 総合診療科
キーワード:
long COVID/post-COVID-19 condition
,
PCC
,
罹患後症状
,
頭痛
,
片頭痛様頭痛
,
緊張型頭痛
,
新規発症持続性連日性頭痛
,
NDPH
,
薬剤の使用過多による頭痛
,
MOH
,
SNNOOP10
Keyword:
long COVID/post-COVID-19 condition
,
PCC
,
罹患後症状
,
頭痛
,
片頭痛様頭痛
,
緊張型頭痛
,
新規発症持続性連日性頭痛
,
NDPH
,
薬剤の使用過多による頭痛
,
MOH
,
SNNOOP10
pp.141-145
発行日 2026年2月15日
Published Date 2026/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360020141
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ポイント
・COVID-19罹患後症状(post-COVID-19 condition:PCC)では、頭痛は特に頻度の高い神経症状の1つである。COVID-19関連頭痛の急性期および予防治療に関する報告も蓄積しつつある。これらの頭痛の病態には、中枢および末梢の神経炎症や三叉神経血管系の感作などが関与すると考えられている。急性期に頭痛を呈した症例では、その後も症状が持続・慢性化しやすく、臨床的には片頭痛様あるいは緊張型頭痛様の性状を示すことが多い。一部は新規発症持続性連日性頭痛(NDPH)として発症する。
・初診では、レッドフラッグ(SNNOOP10)の除外、『国際頭痛分類 第3版』(ICHD-3)による表現型の同定、急性期薬の使用頻度評価での薬剤の使用過多による頭痛(MOH)の予防が、診療の要点となる。
・治療は、一次頭痛の原則に基づき、睡眠衛生やペーシング、心理的支援、リハビリテーションなどPCC全体に共通する介入を併用する。

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