特集 総合診療医のためのMedical Humanities
【第3部 実践編】
【コラム】Medical Humanitiesに関連した発信の仕方—BJGP Lifeへの投稿経験から
横田 雄也
1,2
1岡山大学病院 総合内科・総合診療科
2岡山県北西部(新見)総合診療医学講座
キーワード:
BJGP Life
,
哲学
,
省察的実践家
Keyword:
BJGP Life
,
哲学
,
省察的実践家
pp.76-78
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360010076
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筆者は家庭医療学を専門としており、現在は全人的医療ないしケアの実践モデルの1つである「患者中心の医療の方法」について、人文学、特に哲学のうちの現象学の観点から、理論的な研究を行っている。
筆者は研究を進めていくにつれ、現象学の知見をふまえた理論的考察を臨床実践に応用し、その有効性や課題を言語化して共有したいという学術的欲求が高まっていった。そんな折、英国発のプライマリ・ケア領域の国際ジャーナルである『British Journal of General Practice』(BJGP)のオンラインプラットフォーム、BJGP Lifeに加藤光樹先生が投稿した『How can we understand illness? Phenomenology and the pillar of person-centred care』という記事に出合った1)。このとき筆者は、臨床経験に基づく思索を学術的な意見として発信することのできる開かれた場が存在することを知り、目が開かれる思いであった。

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