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本当に、乾癬?
林 徹
1
,
宮崎 晋一
2
,
前田 百合香
3
,
後藤 啓元
3
,
山下 良
2
1市立四日市病院 内科
2市立四日市病院 呼吸器内科
3市立四日市病院 皮膚科
pp.1205-1206
発行日 2025年10月15日
Published Date 2025/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350101205
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CASE
患者:31歳、男性。
主訴:全身の皮疹。
現病歴:X-1年11月頃、角化性紅斑が腹部に出現し、全身に広がった(図1)。
同年12月初旬、近医受診時に乾癬が疑われ、外用療法が行われた。皮膚病変の改善に乏しく、X年1月初旬、当院皮膚科紹介。経過中、発熱・食思不振などの症状は認めず。
既往歴:特記事項なし。
性交歴:X-1年8月頃、性風俗店を利用した。
生活歴:喫煙20本/日(20歳より)、機会飲酒。
職業歴:会社員。
身体所見:角化性紅斑が全身に散在し、特に手掌、足底で過角化が顕著であった(図1ⒶⒷ)。
肘頭、膝蓋、被髪頭部、臀部の皮疹は軽度であった。
血液所見:WBC 8,830/μL、CRP 0.49 mg/dL。
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