Japanese
English
綜説
乾癬
Psoriasis
戸田 浄
1
Kiyoshi TODA
1
1東京逓信病院皮膚科
1Department of Dermatology, Tokyo Teishin Hospital
pp.9-15
発行日 1980年1月1日
Published Date 1980/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412202162
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乾癬の発症機序とその確定的な治療法については定説はないが,ここ数年来新しい治療法が試みられ,その中で特にpsoralenと長波長紫外線UVAを使った治療法,いわゆるPUVA療法がその作川機序は不明のままに臨床治療効果が著しいということから米国,ヨーロッバで広く行われるようになった結果,その理論づけと,あわせて問題になっている発癌性にたいする検討も手伝って,発症機序にたいする研究が盛んになった.
PUVA療法の問題は去る1975年のスタンフォードで開かれた国際乾癬学会で取上げられ,1978年のイスラエルの国際乾癬学会でも大きな問題として取上げられ,1977年ローマで開かれた国際光生物学会でもテーマの1つに取上げられた.
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