ジェネラリストに必要な ご遺体の診断学・26
実践基本編⑥:感染症
森田 沙斗武
1
1医療法人やまびこ会
pp.550-554
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350050550
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Case 1
患者:84歳、女性。息子と二人暮らし。
既往歴:特になし
病歴:病院嫌いで病院受診歴なし。買い物に行くなど、身の回りのことは自身で行えていたという。
4〜5日前から発熱があり、寝込むようになった。食事も摂らなくなったため、息子が「病院に行くか?」と声をかけるも首を横に振ったため、そのままにしていた。
某日午前8時頃に痰絡みの咳が聞こえたのが最終生存確認。その後、息子は外出。同日午後8時頃、帰宅した息子が声をかけたところ応答がなく、午後8時12分救急要請、20分救急隊到着するも硬直を認め不搬送となった。

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