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特集 失語症のリハビリテーション医療と先端的取り組み
8 失語症者に対するオンラインを利用した遠隔リハビリテーションの試みと課題
Implementation and Challenges of Online-based Telerehabilitation for Individuals with Aphasia and Challenges of Online-based Telerehabilitation for Patients with Aphasia
多田 紀子
1
,
大塚 佳代子
2
Noriko Tada
1
,
Kayoko Otsuka
2
1ことばの天使株式会社
2関西福祉科学大学
キーワード:
失語症
,
遠隔リハビリテーション
,
集団リハビリテーション
,
就労
,
音声言語
Keyword:
失語症
,
遠隔リハビリテーション
,
集団リハビリテーション
,
就労
,
音声言語
pp.362-367
発行日 2025年4月18日
Published Date 2025/4/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 失語症は長期にわたり改善がみられるとされるが,現行の医療,介護,福祉制度では言語機能のリハビリテーションの継続が難しい.そこで,欧米で有効性が示されている失語症者に対するオンラインを利用した遠隔リハビリテーション(以下,遠隔言語リハビリテーション)を参照し,我々が2019年に行った研究結果をもとに改変を加えて,音声言語発話を主体とした遠隔言語リハビリテーションプログラムを作成した.今回,そのプログラムを失語症者105名に対して実施し,藤田らによる会話能力の評価を用いて評価した.結果は,中等度の失語症者では改善が見られた.重度では維持〜やや改善,軽度では新たな評価指標の必要性が考えられた.遠隔言語リハビリテーションは,ITリテラシーやWi-Fi環境,オンラインで完結できる評価法がないなど,課題はあるが,居住区を問わず実施できる利便性と継続のしやすさなどの利点がある.特に,就労をしている失語症者の支援に活用できると考える.

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