連載 精神看護ボストン・レポート⑬
イギリス精神看護ツアーレポートその2
三原 晴美
pp.78-81
発行日 2001年3月15日
Published Date 2001/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900681
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機械的拘束なし
現在のイギリスではアメリカや日本と違って機械的な拘束はほとんどしません,患者が暴れ始めるとスタッフは身体的に拘束をし自然に治まるのを待つか,治まらないと判断したときは,場合によっては化学的拘束を医師の指示で行ないます。そして普通は患者が鎮静するまで隔離するか,病棟の静かな所でスタッフ自身による身体的拘束を,必要であれば30分間でも1時間でも行なうとのことです。
病院のガードマンも拘束の訓練をしているアメリカと違って,普通イギリスで拘束に関与するのは看護スタッフだけです。
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