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報告。これが北海道の精神保健福祉フォーラム「あずましく暮らせる地域づくり」だ!―当時者が語る,笑顔が生まれる
村中 峯子
1
1千歳市総務部職員課
pp.89-96
発行日 2003年1月15日
Published Date 2003/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689900546
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新年早々ですが,まず,この写真のこの笑顔をご覧ください(写真1,2,3)。「なまらいいんでないかい?」と北海道弁で叫んだ人は,今年1年,いいことづくしですよ。「いい笑顔ねえ」と上品に思った人も,もちろん最高の1年になるでしょう。だって,幸せとは,笑顔に対する感受性の度合なのだから。まして,この笑顔が統合失調症という病とつき合いながら生きている,その方々の笑顔だと知ったら…。
新春に相応しいこの弾むような笑顔が「製造(?)・公表」されたのは実は昨年,9月にさかのぼること27日,場所は北海道北広島市という札幌市隣接都市の立派な芸術文化ホール(別名花ホール)でのこと。実はこの御三方,晴れやかな舞台の上,300人の聴衆の前で,自らの精神疾患体験を赤裸々に語るという先駆的な企画を,見事こなしたのです。
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