連載 コンサータ・トリップ・3【最終回】
倦怠期に見えたコンサータの「真実」
高野 秀行
pp.562-568
発行日 2023年11月15日
Published Date 2023/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201215
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結婚(もしくは同棲)生活に忍び寄る倦怠期。私の考える倦怠期とは「うんざりすることが多々あり、『もう別れたほうがいいんじゃないか?』という思いがときおり頭をよぎるものの、今さら新しい相手を探すのも一人暮らしに戻るのもつらいので、とりあえず現状維持」という状態である。
私とコンサータが倦怠期に入ったのはおそらく4月中旬、服用を始めてから約4か月後だと思う。それまではかなり熱心に「コンサータ日記」をつけていた。それが4月半ば、つまり約4か月後から記述がまばらになっている。この頃になると、コンサータの効き目に関して自分の考えが固定され、新たな発見がなくなったということだろう。
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