特集 身体科受診・入院にまつわる看護と円滑な治療継続
0 身体科からの帰院時に精神科看護師が確認すること
舩山 健二
1
1新潟県立看護大学地域生活看護学領域 精神看護学
pp.493-495
発行日 2023年11月15日
Published Date 2023/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689201199
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「真の他科連携」とは
精神科では、患者が身体科を受診する際に看護師が同行することも多々あります。その時、患者さんの心身の状況だけでなく、自院の診療体制や設備条件をしっかりと受診先の医師へ説明することが大切です(例えば内科医が不在であることや、中央配管の酸素設備の有無、検査体制など)。これは、受診先の医師が医学的管理の観点から適切な対応を検討する上で、とても貴重な情報となります。
このような場面における対話や情報共有がもつ意味は非常に大きく、これができてこそ「真の他科との連携」だと言えそうです。本稿では総論として、特に患者が身体科から帰院した後に私たち看護師が確認したいことをまとめてみました(チェックリスト、p495)。
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