特集 松蔭病院の身体合併症病棟が、 「身体拘束をやめる」ことができた理由を根ほり葉ほり聞いてみた
扉
pp.112
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200723
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誰だって身体拘束をやめたいと思っている。
けれども、その手立てがわからない。
それに身体拘束をやめようと現場で声を上げるのは容易ではない。
文化や慣習を変えられそうな時、他人から反発を受けるのは当然だからだ。
「チューブが抜かれたらどうする」「転んでケガをしたら家族から訴えられる」「誰が責任を取るの」と。
愛知県名古屋市中川区にある医療法人生生会松蔭病院の身体合併症病棟では、認定看護師の貝田博之さんが主導となって「身体拘束をやめる」という方向に向かって進み、約1年かけて実現することができたという。
この特集では、松蔭病院スタッフの声を拾う形で、どのようにしてそれが可能となったのか、ターニングポイントはどこにあったのか、など、できるだけ細かな点に迫りたいと思う。
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