特集1 足の爪切りは患者さんの人生を変える
扉
pp.506-507
発行日 2016年11月15日
Published Date 2016/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689200280
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足の爪の障害は、人の生活に甚大な影響を与えます。
爪が肥厚して靴が履けない、痛くて歩けないとなれば、それによって血流が悪くなる、身体機能が落ちるという身体面への影響が出ます。あるいは靴を履いていくことが求められる場所へ出かけられなくなり、人と交流ができないといった社会面にも影響が出ます。
現在、自分では爪が切れずに困っている患者さんはかなりの数にのぼります。しかしそこに応えられる爪切りの看護技術が普及していない状況です。それは精神科でも同じです。いや、高齢化が進み、身体合併症が増加中の精神科でこそ、足の爪へのケアニーズは高いと言えるのではないでしょうか。
そこでこの特集では、爪を切る技術を磨いてゾンデ1本で開業を果たした看護師、伊部美代子さんに登場いただきます。その見事な技術で激変する爪ビフォーアフターと、患者さんの人生の変化をごらんください。
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