特集 地域につなげる「退院サマリー」を提案します
扉 本特集のきっかけ
熊崎 恭子
1
1大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
pp.10
発行日 2014年9月15日
Published Date 2014/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101359
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患者さんが退院する際、看護師は必ず「退院サマリー」を作成しています。みなさんはこれをどのような思いで記載しているでしょうか。
退院に際しては、本来であれば、必要な事例すべてにおいて、患者さん本人と病院・地域の支援者が顔を合わせて、生活のしづらさや今後の希望、退院後の支援のあり方について検討できることが理想です。しかし近年、在院日数が短縮化され、訪問看護師などの地域支援者と日程調整を経て退院前にケアカンファレンスをしたり、患者さんと顔合せをすることが難しくなってきました。そんななか、退院サマリーが今後、継続ケアの重要な手がかりとなってくることが予想されます。
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