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「リストカット当事者研究」を読んで/先入観と現実、言葉の重さ/「心が折れない看護研究」特集を読んで
pp.88-89
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101185
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「リストカット当事者研究」を読んで
島田早紀(医療系大学生)
初めまして。医療系大学に通っているものです。大学内のライブラリーでこの雑誌を見つけ、「リストカットの当事者研究」(本誌2012年9月号~2013年3月号まで掲載)を読みました。私もリストカッターで、背中以外はほとんど切ったことがあります。腕や足は全体に傷があるため、夏でも長袖、レギンスで過ごしています。私が初めてリストカットをしたのは、13~14歳の頃ですが、そのときのことはあまり覚えていません。
自分で言うのもなんですが、私はかなり重度のリストカッターだと思っているし、閉鎖病棟に3か月入院していたときも、その当時の私より傷が多かったり深かったりする子は1人しかおらず、今は当時よりも傷が増えています。しかし、この連載を見て、すごい人もいるんだなぁと知りました。同時に、「私は傷が多くても、腕まくりをしたときに通りすがりの人からキモいと言われるだけなのに、雑誌に載るなんてうらやましいな」と思いました。
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