特集1 クロザピンがある看護現場
安全な服薬管理のために看護師は何をしているか
畑 由美子
1
,
中村 直子
2
,
近江 綾子
1
1国立国際医療研究センター国府台病院
2国立国際医療研究センター国府台病院精神科閉鎖病棟
pp.8-20
発行日 2012年9月15日
Published Date 2012/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101071
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2009年に治療抵抗性統合失調症治療薬としてクロザピン(商品名:クロザリル®錠/ノバルティスファーマ株式会社)が承認されてから*1、3年が経過しました。
効果も期待される一方、無顆粒球症や心筋炎等といった致死性の副作用が出現する恐れがあり*2、少なくとも4週間の入院治療、血液検査のモニタリング、処方やコーディネート業務に携わるスタッフの教育と登録が必須とされています*3。しかし、このような投薬の際の煩雑な手続きから、導入が進まない施設もあると聞きます。
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