特集2 ストレス軽減で離職を防ぐ!
申し送り時間、リーダー業務時間の変更で残業時間とストレスが減った
今泉 洋平
1
1桶狭間病院藤田こころケアセンター急性期病棟
pp.43-46
発行日 2010年5月15日
Published Date 2010/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100711
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桶狭間病院藤田こころケアセンター(表1)は、平成17年に全面改築し、建て替えられました。それに伴い、平成18年1月より急性期病棟が稼動しはじめました。すると、今まで振り分けられていた入院患者が急性期病棟に集中するようになりました。
具体的には、急性期病棟45床(隔離室7床、隔離または個室対応13床、個室5床、大部屋20床)に1か月で30名前後、多いときで1日に5名の入院が入るようになりました。入退院や不穏患者の対応に追われ、18名という少ない人数で業務している看護師は多忙になり、疲労、ストレスをため、患者に対する対応にも影響することがしばしばみられました。
今の業務体制では、業務がうまく機能していない──そう気づいたとき、スタッフが現状をより把握でき、疲労、ストレスを少しでも軽減できるように、業務改善に踏み切らねばならないと思いました。
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