連載 看護のための認知行動療法・5
行動へアプローチする方法
岡田 佳詠
1
1淑徳大学看護学部
pp.57-63
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100594
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今回は、【行動】へアプローチする方法を紹介します。
認知行動療法では、【認知】とともに【行動】へアプローチすることも重視します。【認知】の幅を広げるだけでも気分は改善しますが、実際に行動に移してみなければ、解決には結びつかない問題がたくさんあるからです。患者が自分の力で豊かな社会生活を送っていくためには、行動の仕方を見直し、変えていくという【行動】へのアプローチは欠かせません。
それでは前回と同様に、Dさんといううつ病の女性が行動のアプローチに取り組んだ例を見てみましょう。まずはDさんの背景を紹介します。
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