特集 つらい「幻聴」とうまくつきあう――コーピングスキルの獲得
―特集にあたって―いま,なぜコーピングスキルに注目するのか?
安西 信雄
1
1国立精神・神経センター精神保健研究所
pp.12-15
発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100199
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「コーピング」は精神障害者 リハ学会の継続テーマです
まず,精神障害者リハビリテーション学会で,「コーピング」の問題についてどのような取り組みをしてきたのかを簡単に説明したいと思います。
このテーマを最初に取り上げたのは,2000年の第8回大会でした。江畑敬介先生から「自己対処の意義」について,水野雅文先生から「ストレスや症状への自己対処」,舳松克代先生から「服薬自己管理モジュールと対処技能」,安西から「地域生活への再参加プログラムとセルフモニタリングの関係」が報告されました。
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