連載 比較介護論・2
デンマークのホームケア・2
ケアプラン作成の原則
村嶋 幸代
1
1東京大学大学院・医学系研究科・地域看護学分野
pp.812-817
発行日 1997年11月15日
Published Date 1997/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902434
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
在宅ケアは,看護・介護ケアだけで成り立つものではない.看護・介護ケアが1つの柱とすれば,もう1つは障害を持っても住みやすい住居を提供すること.もう1つはアクティビティである.アスティビティは,その本人の生活の活性化,QOLの向上を目指すものであり,具体的には地域センターでの体操や作品づくりなど,様々な活動を通して行なわれる.デンマークでは主にOTが担当する.
在宅ケアは,この3本柱があって初めて成り立つのであるが,今回は看護・介護ケアのうち,どんな人がどんなケアを受けているか,ケアプランはどのように作られるのかについて述べる.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.