介護保険 今月の動き
訪問看護関連の診療報酬改定はわずか―介護保険と医療保険で報酬算定方法,利用者負担に差
pp.366-369
発行日 2000年5月15日
Published Date 2000/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902368
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訪問看護関連診療報酬改定
中央社会医療協議会における診療報酬改定の審議が紛糾し,答申が例年より大幅に遅れ3月3日にようやく出た.改定内容は多岐に渡っているが,訪問看護関係の改定はわずかである.算定日数制限のない対象者について,週4日目以降について3日目までより高い料金を設定したこと,および1日複数回訪問した場合に加算を新設したことだけである(医療機関の訪問看護,ステーションの訪問看護とも共通).
今回の診療報酬改定で,癌末期患者や神経難病など算定日数に制限のない患者や急性増悪で特別指示書が出ている患者について,週4日目以降1日につき6,300円と,3日までの5,300円より高い価格が設定された(今まで,癌末期の患者については,週4回目の訪問があった日から1日6,300円であったが,週4日目から6,300円となる).
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