レポート
介護で行なうアロマセラピー―老人保健施設での導入の試み
吉井 友季子
1
,
川端 一永
2
1吉井クリニック
2カワバタクリニック
pp.61-67
発行日 2000年1月15日
Published Date 2000/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902072
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調査実施の背景と目的
我が国では,およそ半世紀後には約3人に1人が65歳以上という,超高齢社会が到来すると予想される.これを見据えて,いよいよ2000年4月より介護保険制度が導入される.介護保険が導入されると,利用者側は,サービス受給を保険料負担の見返りととらえ,質の高いサービス提供を望む傾向になることが予想される.また,民間事業者などの多様な事業主体の参入によりサービス提供者側の競争の激化も予想される.
介護をする側は,高齢者に対し,不快な症状を取り除き,よりよい生活環境を提供し,日常生活への自立を支援していく必要がある.また,介護を提供する施設や事業者間の競争も激しくなる中,介護サービス提供にあたって,それぞれの特徴付けをしていく必要もあるのではないかと考える.
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