寝たきり起こし―そのメカニズムとモノ選び・12(最終回)
生活の多様性の中でのベッド選び
窪田 静
1
,
河添 竜志郎
2
1健和会補助器具センター
2熊本住まいづくり研究所
pp.982-988
発行日 1999年12月15日
Published Date 1999/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901930
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1年間12回にわたって,姿勢・動作のメカニズムから,寝たきり起こしのためのモノ選びを考えてきました.最終回である今回は,「アマノジャク」バージョン,つまり「動きやすさと効率から考えるだけではダメでしょう!?」という視点から,雑多で多様な個々の生活を支援する時の取り組み方を述べて閉めようと思います.
実際,在宅ケアは公式通りにいかないもの.講習会でさえ「膝が曲がらない人はどうするんですか」といったつっこみが必ずあります.ましてや“小説より奇なり”の在宅では,そんなことしていると死んじゃうよ!と叫びたくなるような介護を愛情込めてしている家族や,何が何でもテコでも動かないじいちゃん,などなどが群をなしているわけですよね.
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