連載 知っておきたい医学情報・7
在宅血液透析(後編)―教育と支援体制
進士 弘和
1
1新生会第一病院
pp.591-597
発行日 1998年8月15日
Published Date 1998/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901849
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はじめに
在宅医療は利用者のニーズと疾病の種類によって多様化してきている.そして保健,医療,福祉におけるそれぞれの体制づくりと整備が行なわれ,行政の施策も在宅の方向へと進んでいる.慢性腎不全においても,1985年3月より,腹膜透析が在宅自己腹膜灌流療法として健康保険の適用が認められた.一方,在宅での血液透析では,突発的なトラブルに備えるための技術や知識の修得が不可欠であり,またその安全性が問題視され,今日まで保険が適用されるまでには至らなかった.
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