ホームヘルプの現場から
訪問先を分類してみたら
矢野 恭子
1
1世田谷区福祉事務所
pp.290-293
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901648
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◎ヘルパーか派遣されるまで
行政の在宅サービス提供のしくみが,福祉と保健そして医療と一体となってニーズを受け止めていく方向に変わりつつあり,ホームヘルパーの1人として私も歓迎しています.世田谷区でもこの前段階として,区内5か所の福祉事務所に総合相談窓口ができ,ケースワーカーと保健婦が配置されました.ここで初回の相談にのり,相談者の「困り方」に応じてサービスを紹介したり,サービス申請を受けつけたりしています.
ホームヘルプサービスについては,利用者本人や家のようすなどがわからないと,業務の内容も量も判断できないので,在宅福祉係のヘルパー,またはケースワーカーが訪問し,ニーズ調査を行なっています.派遣は係の判定会議をへて決定されます.判定会議では派遣基準にそって週に何回などを判定すると同時に,状況や援助のねらいによって派遣するヘルパーの種類も判定します.
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