特集 介護保険が導入されると訪問看護とホームヘルプはどうなるか
【インタビュー】在宅関連分野における民活化の現状と動向―日経シニアビジネス編集長・千葉正史氏に聞く
本誌編集室
pp.17-24
発行日 1997年1月15日
Published Date 1997/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901555
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本誌 今回この特集を企画したのは,介護保険が導入されるようになると,在宅分野の状況がだいぶ変わってきそうだということはわかっていても,それがどう変わっていこうとしているのかがどうもわからない,という意見をある訪問看護ステーションの管理者の方からお聞きしたのがきっかけになっています.
確かに,訪問看護ステーションは“事業”であって,どちらかというとこれまでお金とか,採算性といった世界とは無縁だった看護婦が世間の風にさらされたという意味では,画期的な制度だったと思います.とはいっても,医療保険制度の枠のなかでやってきたという点では変わらなかった.ところが,介護保険になると,保健・医療・福祉の枠組みがとっぱらわれると同時に,民間企業と同じ土俵で事業を進めていかなければならない状況がおきてきます.
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