連載 “生きる”って?―こころに残る諸体験をひもときながら・8
「子育て」発「親離れ」行き超特急「人生号」
山本 勝美
1
1青葉学園短期大学
pp.692-698
発行日 2001年8月15日
Published Date 2001/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901362
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娘は独立していった
「それじゃお父さん,永い間ありがとう」
娘の顔は晴れ晴れとしていた。親としては,もうちょっと淋しげなかげりぐらいどこかに漂わせてくれても,と期待してしまうが,当の本人は,さあこれからいよいよ一人住まいをやる,という意気込みオンリーのようだ。
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