レポート こちら現場からお届けします!・第17回
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加藤 有香
1
1社会福祉法人愛川舜寿会ミノワホーム
pp.510-511
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201925
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自信を持って現場に出られなかった私
私は神奈川県愛川町にある「ミノワホーム」という特別養護老人ホームに勤務する看護師です。ここで働き始めて現在4年目ですが、当初は「本当にこれでいいのだろうか?」と思いながらケアを実践することも少なくありませんでした。
例えば、入居者の様子がいつもと少し違ったとき。「次の日まで様子を見ていいのか、救急搬送をすべきか」という判断に正直自信が持てませんでした。また、薬に関しては、糖尿病治療薬など複数種類のある薬剤の理解があいまいでした。それぞれ薬の情報は押さえてはいるけれど、目の前の入居者の生活に落とし込んで応用できるほどに活きたものとして持ち合わせていなかったのです。さらに、それらの多くは「現場で今さら聞くのは憚られるようなもの」という感覚があり、聞くことができず、自信を持って現場に出られない私がいました。
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