特別記事
—座談会 訪問看護師の臨床推論—「情報の少ない指示書をもらったら」
小林 澄子
1
,
甲斐 年美
2
,
坂本 由規子
3
,
清水 奈穂美
4
1塚口訪問看護センター
2訪問看護ステーションわたぼうし
3赤穂市民病院
4滋賀医科大学医学部看護学科
pp.212-218
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201398
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情報の少ない指示書をもらったら
清水(司会) 前号の特集「訪問看護師の臨床推論——臨床推論をやってみよう!」(2月号p120)では、誌上シミュレーションとして❶「ケアマネジャーから緊急で電話相談があったなら」という状況を設定し、検討しました。今回はその続きで、❷情報の少ない指示書をもらったら」を考えたいと思います。
今回も訪問看護認定看護師の3人に集まっていただきました。前回の電話相談の状況と違うのは、「初回訪問前で利用者の情報は指示書のみ」という段階である点です。疾患等の臨床的判断(いわゆる臨床推論)のみならず、ケアマネジメント的推論が多く求められることでしょう。以下、事例概要を説明します。
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