連載 どう読む!? 在宅医療・看護・介護政策・第18回
医師と看護師の働き方ビジョンを示す
社会保険旬報編集部
pp.502-503
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200725
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厚生労働省の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会」(座長=渋谷健司・東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授)の報告書が4月6日に公表された。報告書は、医療を取り巻く環境が大きく変化するなかで、医療を提供する側が疲弊することなく本来のプロフェッショナリズムを守り、環境の変化に対応していくためのビジョンが必要であるとし、その方策として、医師の業務を他の職種が分担するタスク・シフティング/タスク・シェアリングやICTの活用などを提案している。また、医師の需給に関して、本来医師が行なうべき業務に注力できる環境整備を進めることで、医師数を増やす必要がない環境をつくることが重要としている。
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