特集 「自立支援介護」に思う
訪問言語聴覚士の目から「自立を支える」を見つめて
平澤 哲哉
pp.120-123
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200634
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わが国は超高齢社会に入り、社会福祉とりわけ介護における法律や考え方が変革を続けている。なかでも「自立支援」の在り方については論究されているところだ。
そもそも自立支援とは、障害者(障害児)や高齢者がその人らしい生活を送れるよう援助することを指す。これを言語聴覚士(以下、ST)職域でとらえた場合、“言語障害者の生活援助”を論じることとなる。「自立」は社会福祉用語では「自律」とほぼ同じ意味合いでとらえられ、「できないことは人に頼むが、自分の考えに従って行動する」とあり、言語リハビリにおける働きかけは、この自律的人格をいかに育成していくかにかかってくる。
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