連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・86
オシドリが飛んでくる町へ
秋山 正子
1
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
pp.906-907
発行日 2016年11月15日
Published Date 2016/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200575
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山陰地方は高齢化が進む一方で、人口減少が危惧され、今後ニーズが増すであろう在宅看護を担う人材も少なく、募集してもなかなか応募者がいないという実態があります。そんな状況を憂いて、鳥取大学医学部附属病院は、県の「地域医療介護総合確保基金」を用いて、「在宅医療推進のための看護師育成支援事業」を立ち上げました。同院のなかに在宅医療推進室を設置し、地域の在宅看護・訪問看護を充実するための活動を2015年度から始めています。
「T-HOC(Tottori-Home Oriented Care)」といわれる同事業では、活動の一環として、日野町と協働で「ひのセミナー」を開催しています。これは同事業の養成コースの受講生(多くは病院の臨床看護師)のみならず、地元のケアマネジャーや訪問看護師、さらに一部を市民公開として地域住民も参加できるイベントになっています。私はこのイベントで企画されている特別講演の講師として呼ばれ、先日、日野町まで行ってきました。
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