特集 日々の「快」をささえ、可能性を広げる難病ケア
【実践報告】神経難病療養者の「快」をささえるコミュニケーション
前田 あゆみ
1
1あすか山訪問看護ステーション
pp.692-695
発行日 2016年9月15日
Published Date 2016/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200526
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私は看護師になって5年目、訪問看護に従事して3年目になります。日々、利用者さんに支えられながら訪問看護師として勤務していますが、利用者さんやご家族とのコミュニケーションに、大切さとともに難しさを感じています。
コミュニケーションとは、私たち看護職にとって、なかでも葛藤を抱くことが多い看護技術の1つではないでしょうか。とくに随意的な動きが困難であり、気管切開し、人工呼吸器を装着した難病療養者の方とのコミュニケーションは、健常者同士のコミュニケーションとは方法が異なるため、難しさを一層強く印象づけられてしまいます。ここでは、私がふだん訪問しているALS療養者の嶋守恵之さん(p.700)とのコミュニケーションの実際について紹介したいと思います。
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