特集 認知症当事者とともに学ぶ
【インタビュー】
—大事なのは、人としての向き合い方—「やってあげる」より一緒にできることを
井上 美恵子
1
1町田市認知症友の会
pp.198-203
発行日 2016年3月15日
Published Date 2016/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200406
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「認知症の本人と家族介護者、サポーターという関係ではなく、分け隔てのない友という関係」を大切にする「町田市認知症友の会」は、2013年に、それまで開催されていた町田市「つながりの開」の交流会を引き継ぐかたちで始まった。
会長を務める井上美恵子さんは看護師。働きながら、義母の介護をしていた2007年に、夫が59歳で若年性アルツハイマー病の診断を受け、6年半を在宅で一緒に過ごした。夫を肺炎で亡くしたいまも、「助けていただいた方々に恩返しをしたい」と、「友の会」で交流会を開催したり、地元のオレンジカフェを手伝うなど、活動を続けている。
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