訪問ほっとらいん
―前向きな気持ちの萌芽が見えた!―化粧療法の効果
作山 美智子
1
1東北文化学園大学看護学科
pp.321
発行日 2011年4月15日
Published Date 2011/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101851
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「女性が鏡に向かうときは脳が喜んでいる」と脳科学者の茂木健一郎氏は語る。多くの女性にとって化粧はなじみのある行為であり、心理的な違和感や抵抗感は少ない。数年間にわたり行なってきた認知症高齢者の方・知的障害のある方等への化粧療法の効果について報告したい。「化粧をする機会」をもってもらうことは、一期一会であれ継続した長期の時間軸であれ、予想外の副次的効果が得られ、皮膚の上だけの行為や美の追求だけでなく、“生きる”を支えるケアであると私は考える。
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