特集 “はじめて”の在宅緩和ケア「実践編」
訪問看護の視点から「退院支援」に関わろう
吉原 律子
1
1長崎がん相談支援センター
pp.94-99
発行日 2011年2月15日
Published Date 2011/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101787
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
現在、がん患者さんは、本当に心身の苦痛に対して適切なケアを受けながら、自分が望む場所で、自分らしい療養生活を送ることができているのでしょうか?
これは、私が現在勤める「長崎がん相談支援センター」が取り組んでいる厚生労働科学研究の「緩和ケア普及のための地域プロジェクト(OPTIM*1)」の背景にある問いかけです。同プロジェクトの目標は、「その人が望む場所で」「適切な緩和ケアを受けながら」「その人らしいQOLを保ち」「主体的に暮らすことができる」ことであり、「そんな地域をめざした“チーム連携”」を築くことにあります。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.