特集 豊かな在宅ケアの実現に向けて いま,できることを!
スウェーデンで学んだことを「形」にする―福祉・医療に人と財源を
藤原 瑠美
1
1福祉の勉強会「ホスピタリティ☆プラネット」
pp.23-27
発行日 2010年1月15日
Published Date 2010/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101505
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自分の目で確かめたくて
2005年4月から,私は南スウェーデンにあるエスロブ市(コミューン:基礎自治体)の高齢者ケアのフィールドワークを続け,2009年4月に『ニルスの国の高齢者ケア エーデル改革から15年後のスウェーデン』(ドメス出版)を上梓した。
現地と日本を4年間で5回往復(通算230日)するなかで,いつも心を曇らせていたのは,日本の介護現場に働く人々の閉塞感と,18.7%(2008年)という離職率の高さである。
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