特集 療養通所介護を切り拓く
療養通所介護と出会ってからこれまで
松本 均
1
1横浜市健康福祉局介護保険課
pp.840-843
発行日 2009年10月15日
Published Date 2009/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101442
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療養通所介護の生まれた場所
平成17年4月,横浜市役所から厚生労働省老健局計画課に出向し,老人保健福祉計画官として第3期の介護保険事業計画に関する業務に携わった。私の席の前には看護技官のフィクサー(!?)と呼ばれるほど有名な石原美和補佐がいて,介護予防から感染症対策,療養通所介護の創設など多岐にわたる業務をバリバリこなしていた。
厚生労働省の地下には24時間営業のコンビニがある(現在は23時まで営業)。このおかげで徹夜で働いても,食事は確保できるし下着もそろっているので不自由はない。アメリカドラマ『24――TWENTY FOUR』のジャック・バウアーのように24時間,不眠不休で働くことも可能だ。当時の計画課は同じく『24』で多忙を極めるCTU(テロ対策ユニット)と同じ状況にあった。ある日の午前2時頃,石原さんはコンビニで一番高いデザートを食しながら,「これが私のプチ贅沢」とおどけて見せた。お茶目である。
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